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ユートピア
トマス・モア 平井正穂
表題の「ユートピア」とは「どこにも無い」という意味のトマス・モア(一四七八―一五三五)の造語である。モアが描き出し…
ユートピアだより
ウィリアム・モリス 川端康雄
目覚めると、そこは22世紀のロンドン――緑したたり、水は澄み、革命ののち人々が選びとった「仕事が喜びで、喜びが仕事…
床下の小人たち
メアリー・ノートン 林容吉
イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家.生活に必要なものはすべて,こっそり人間から借りて暮らしていましたが,ある…
雪
中谷宇吉郎
天然雪の研究から出発し、やがて世界に先駆けて人工雪の実験に成功して雪の結晶の生成条件を明らかにするまでを懇切に語る…
豊かさとは何か
暉峻淑子
モノとカネがあふれる世界一の金持ち国・日本。だが一方では、環境破壊、過労死、受験競争、老後の不安など深刻な現象にこ…
豊かさの条件
効率と競争の追求によって泥沼の不況から抜け出そうとする日本社会。だが、リストラ、失業、長時間労働、年金破綻など、暮…
ユダヤ人
J-P.サルトル 安堂信也
世界中の人びとがユダヤ人に対して抱いている偏見は、実に古くかつ根強い。サルトルは、まったく新しい観点から、数々の具…
夢十夜 他二篇
夏目漱石
長篇の合い間をぬうようにして書かれた小品とよばれる一群の短篇がある。小品とはいうが、しかしその存在は大きく、戦後の…
夢よりも深い覚醒へ
大澤真幸
「不可能性の時代」に起きた3.11の二つの惨事は、私たちに何を問うているのか。日本で、脱原発が一向に進まないのはな…
夢を跳ぶ
佐藤真海
大学生のときに骨肉腫を発症して右足を失った著者が、日本代表選手としてパラリンピック出場を果たすまでの歩みを語る。失…
ヨーロッパとは何か
増田四郎
ヨーロッパの思想や制度を熱心に受け入れることにより、驚異的ともいえる近代化を達成してきた日本。それでいて、ヨーロッ…
YOSAKOIソーラン祭り 〈カラー版〉
坪井善明 長谷川岳
毎年6月に札幌で開催されるYOSAKOIソーラン祭りは、10年の間に参加者4万人。観衆200万人の一大イベントに成…
四字熟語の中国史
冨谷至
「温故知新」「風林火山」「臥薪嘗胆」「蛍雪之功」──どこかで目にしたことのある四字熟語の背景には、どんな歴史や思想…
吉田茂-尊皇の政治家
原彬久
戦後日本の出発期に首相・外相を務め、政治・外交の軌道を敷いた吉田茂。その講和・安保条約締結は、軽武装・経済第一主義…
予想脳 Predicting Brains
藤井直敬
これほど盛んに研究されながら、脳科学は進むべき方向を見失っている。脳のさまざまな側面について蓄積された詳細かつ膨大…
ラジオのこちら側で
ピーター・バラカン
1974年、テレビやラジオ、ロックやジャズへの未知なる期待が渦巻いていたアジアの国・日本に降り立ったロンドン青年。…
羅生門 鼻 芋粥 偸盗
芥川竜之介
王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「…
ラス・カサス インディアス史
長南実 石原保徳
ラス・カサス(1484-1566)がその後半生を通して書き継ぎ、改訂を加えた同時代史。クリストバル・コロン(コロン…
ラブレー
ラブレー 渡辺一夫
ラブレーの壮大な世界も遂に本書で終幕を迎える。前書に引き続く島々めぐりの漂流譚で主従一行は枢機鳥、司教鳥、教皇鳥な…
ランボオ詩集
中原中也
ランボオ(1854―1891)と中原中也(1907―1937)。早熟早世の二人の詩人の個性がぶつかり合って生まれた…
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