悪医

久坂部羊

わずかな希望にすがりつき、治療を求める末期がん患者と、効果のない治療で患者を苦しめたくないと悩む若き外科医。現役の…

芥川症（新潮文庫）

久坂部羊

父の死因とは一体何だったのか？　食い違う医師・看護師の証言。真相を求め、息子はさまよう（「病院の中」）。多額の募金…

いつか、あなたも

久坂部羊

在宅医療専門クリニック看護師のわたし（中嶋享子）と新米医師の三沢、クリニック院長の一ノ瀬らが様々な患者本人と家族、…

医療幻想　―― 「思い込み」が患者を殺す

久坂部羊

日本医療の実態とは、どのようなものなのか？「点滴は血液を薄めるだけ」「消毒は傷の治りを遅くする」「抗がん剤ではがん…

院長選挙

久坂部羊

国立大学の最高峰、天都大医学部の病院長・宇津々が謎の死を遂げた。自殺・謀殺説が囁かれる中、近く病院内で行われる新院…

思い通りの死に方

中村仁一 久坂部羊

何歳まで生きたいですか？　大往生は万人の願望。マスコミは90歳を超えても元気な「スーパー老人」をもてはやし、死ぬま…

介護士Ｋ

久坂部羊

介護施設「アミカル蒲田」で入居者の転落死亡事故が発生した。高齢者虐待の疑いを持ち、調査を始めたジャーナリストの美和…

カネと共に去りぬ

久坂部羊

ある朝、心が毒虫のように変容した外科医の葛藤を描く「変心」、安楽死を遂げた妻が託した遺言の謎を追う「予告された安楽…

神の手

久坂部羊

敵対する医師会を解散させ勢力を拡大する医師組織ＪＡＭＡと後ろ楯大物政治家・佐渡原。両者の思惑どおり安楽死法は制定に…

カラダはすごい！ モーツァルトとレクター博士の…

久坂部羊

読み出したら止まらない！ミステリアスな医学講座へようこそ。脳みそ喰われても痛くない？　ヒトラーは睾丸一個だった？　…

虚栄(角川文庫)

久坂部羊

がん治療開発国家プロジェクトは、治療の主導権を巡り内紛状態となった。その現実に胸を痛めた外科講師・雪野は、内科医の…

告知

久坂部羊

在宅医療専門看護師のわたしは日々終末期の患者や家に籠る患者とその家族への対応に追われる。末期がんだが告知を拒む陽気…

祝葬

久坂部羊

｢もし、君が僕の葬式に来てくれるようなことになったら、そのときは祝福してくれ｣自分の死を暗示するような謎の言葉を遺…

大学病院のウラは墓場　医学部が患者を殺す

久坂部羊

心臓外科医が患者を四人連続死なせたがそれを「トレーニング」とうそぶいた（東京医大）、未熟な医師がマニュアルを見なが…

テロリストの処方

久坂部羊

医療費の高騰で病院に行けなくなる人が急増した日本。医療勝ち組と負け組に患者が二分され、同じく医師も高額な医療で破格…

日本人の死に時　そんなに長生きしたいですか

久坂部羊

何歳まで生きれば“ほどほどに”生きたことになるのか？　長寿をもてはやし抗加齢に踊る一方で、日本人は平均で男6.1年…

人間の死に方　医者だった父の、多くを望まない最期

久坂部羊

2013年、87歳で亡くなった父は元医師だが、医療否定主義者だった。不摂生ぶりも医者の不養生の限度を超えていた。若…

廃用身

久坂部羊

廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。神戸で老人医療にあたる医師漆原は、心身の不自由な患者の画…

破裂

久坂部羊

枝利子の裁判は、病院内外の圧力で難航する。その裏で厚労省の佐久間が香村助教授に接触を始めた。それが国家権力による高…

反社会品　（角川ebook）

久坂部羊

法に護られた高齢者と、死にものぐるいで働く若年層に分断された社会。若者は圧倒的な劣勢で。（「占領」）「働かないヤツ…