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ここに地終わり 海始まる(上)
宮本輝
大西洋に突き出したポルトガルのロカ岬から、18年ものあいだ結核の療養生活を送っていた天野志穂子のもとに一枚の絵葉書…
ここに地終わり 海始まる(下)
志穂子は、親身になってくれたダテコや尾辻玄市のおかげで梶井克哉と会えたものの、絵葉書の宛名が間違っていたことを知っ…
青が散る
退部を賭けたポンクと燎平の試合は、3時間40分の死闘となった。勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲し…
異国の窓から
取材先のウィーンのオペラハウスで、著者はいかめしい顔の係員にまくしたてる。「天井桟敷」でも客は客やぞ。天井桟敷の隅…
いのちの姿 完全版
自分には血のつながった兄がいる。後年その異母兄を訪ね邂逅した瞬間を鮮やかに描く「兄」。十歳の時に住んでいた奇妙なア…
海辺の扉
4年ぶりに日本に帰国した宇野は、前妻との再会に心騒ぐ。アテネでは、友人の日本人画家が殺され、エフィーの周囲にも不審…
オレンジの壺
パリからアスワンへ。謎を追う佐和子は、亡き祖父の日記帳に隠された真実を知る。大戦へ突き進む時代に生きた、祖父の思い…
海岸列車
幼き日、母に捨てられ、寄る辺なき人生の途上に立ち尽す兄と妹。青春との訣別の時。2人は自らの生の証しを求め、母の面影…
骸骨ビルの庭(上)
大阪・十三に戦前からある通称「骸骨ビル」。戦後の混乱期に住み着いて、オーナーの阿部轍正と茂木泰造に育てられた孤児た…
骸骨ビルの庭(下)
今も親代わりの茂木の話では、彼らが一緒に育てた桐田夏美から性的暴力を受けたと訴えられ、失意のうちに亡くなった阿部轍…
錦繍
「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来…
草花たちの静かな誓い
ロサンゼルス在住の叔母の、突然の訃報。弦矢は謎を追い始める――。叔母・菊枝の死を知り、甥の弦矢が渡米すると、巨額な…
月光の東
「月光の東まで追いかけて」。出張先のカラチで自殺を遂げた友人の妻の来訪を機に、男の脳裏に、謎の言葉を残して消えた初…
三十光年の星たち
十年後も十光年先も、百年後も百光年先も、百万年後も百万光年先も、小さな水晶玉のなかにある。──与えられた謎の言葉を…
三千枚の金貨
斉木(さいき)たち三人の男に、謎に拘(かか)わる女性・室井沙都(むろいさと)を加えた四人は「宝捜し」を進めていき、…
人生の道しるべ
宮本輝 吉本ばなな
困難な時代を生き抜く、知恵の対話。創作、家族、人間関係、健康、死生観…。小説が問いかける「幸せ」のかたちとは。ふた…
新装版 朝の歓び(上)
妻の死をきっかけに、人生を一度リセットしようと会社を辞めた江波良介。四年前に気まずく別れた日出子と再会を果たして新…
新装版 朝の歓び(下)
イタリア・ポジターノへの旅を最後に日出子と別れた良介。多感な年頃の子供たちや愛人の妊娠に戦く親友……。生きる歓びを…
新装版 命の器
私は最近、やっとこの人間世界に存在する数ある法則の中のひとつに気づいた。「出会い」とは、決して偶然ではないのだ。で…
新装版 二十歳の火影
宮本輝が描き出す人生の小説的スケッチ。大阪の下町から雪深い富山に移り住んだ幼い日の思い出、テニスに明け暮れた大学生…
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