揚羽の蝶 半次捕物控(下)

佐藤雅美

”いが茄子男”を探しているつもりが、岡山藩のお家騒動に利用されていた岡っ引半次。岡山到着直後に捕縛されたが間一髪で…

揚羽の蝶 半次捕物控(上)

佐藤雅美

大店の娘にしびれ薬を飲ませ、貞操を奪った｢いが茄子男｣を見つけ出せ――御奉行からの密命を受けた岡っ引半次は、岡山松…

一心斎不覚の筆禍 物書同心居眠り紋蔵(九)

佐藤雅美

話題の書本(かきほん)で先祖の名誉が汚されたので、作者を罰してほしい――。大店の老舗菓子屋の主人の訴えに、書本を罰…

命みょうが 半次捕物控

佐藤雅美

薬師様の門前で、町娘の尻をさわったとして番屋に連れ込まれた田舎侍。身元を明かさず、10日間だんまりを続ける男の身柄…

江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝

佐藤雅美

在野の儒者・寺門静軒は、仕える先も見つからず悶々と困窮の日々を過ごしていた。自分のせいなのか、世間のせいなのか。苦…

恵比寿屋喜兵衛手控え

佐藤雅美

争いは世の常、人の常。江戸の世で、その争いの相談所が恵比寿屋のような公事宿だ。ある日、若者が恵比寿屋を訪れ、兄が知…

お尋者 物書同心居眠り紋蔵(四)

佐藤雅美

呉服屋の息子が義父殺しの罪で磔を申し渡され、美貌の内儀が冤罪を晴らしてほしいと助けを求めてきた。自分の手には負えな…

御奉行の頭の火照り 物書同心居眠り紋蔵(十四)

佐藤雅美

江戸の｢お騒がせ男｣として名物男の蟋蟀(こおろぎ)小三郎に頼まれて、知恵をかした“窓ぎわ同心“の藤木紋蔵。そのため…

怪盗　桐山の藤兵衛の正体　八州廻り桑山十兵衛

佐藤雅美

悪は必ずしも悪ならず。思いがけない事件の結末が胸を打つ！ドラマ化もされたヒットシリーズ、『八州廻り桑山十兵衛』待望…

覚悟の人　小栗上野介忠順伝

佐藤雅美

黒船の来航以来、高まる外圧と倒幕勢力の伸長により瓦解寸前の徳川幕府を支えた男がいた。その名は小栗上野介忠順。小栗は…

影帳 半次捕物控

佐藤雅美

相模屋の店先で雪駄が一足盗まれた。上野山下の助五郎親分は、懸命に追い、下手人･仙八を挙げた。そこで相模屋出入りの岡…

疑惑 半次捕物控

佐藤雅美

金の匂いを嗅ぎつけ、半次につきまとう疫病神の蟋蟀小三郎。御奉行にも眼をつけられるが、半次の女房･志摩だけは小三郎に…

啓順凶状旅

佐藤雅美

江戸の町医者の内弟子だった啓順は、師匠にたてつき破門。博奕場に出入りするようになったころ、浄瑠璃語りの娘と男が殺さ…

啓順純情旅

佐藤雅美

息子殺しの嫌疑で火消し頭の聖天松(しょうでんまつ)から追っ手をかけられる医師崩れの啓順は、伊勢の縄張り争いの最中、…

啓順地獄旅

佐藤雅美

無実の罪を着せられ、啓順は江戸の火消しの顔役･聖天松に命を狙われる。奥医者をつとめる師匠からは、京にある秘典『医心…

御当家七代お祟り申す 半次捕物控

佐藤雅美

”いま宗桂(そうけい)先生”と評判の天才少年棋士の父親は、甲州浪人の武田新之丞(たけだしんのじょう)。亀戸天満宮で…

侍の本分

佐藤雅美

家康にも真っ向から逆らった“天下の御意見番”大久保彦左衛門とその矜持を描いた歴史長篇。主君のことを思えばこそ、主君…

縮尻鏡三郎（上）

佐藤雅美

拝郷（はいごう）鏡三郎は、もと勘定方勤めで順風満帆の役人人生……だったのだが、いささかの仔細あって、クビとなった。…

縮尻鏡三郎　頼みある仲の酒宴かな

佐藤雅美

老婆の戯言が思わぬ大騒動に……。好評シリーズ第八弾！日本橋の白木屋の土地は自分のものだと老婆が鏡三郎に訴え出た。と…

縮尻鏡三郎　捨てる神より拾う鬼

佐藤雅美

御家人としての出世街道をしくじり、大番屋元締となった拝郷（はいごう）鏡三郎は、日々持ち込まれる厄介事を捌いている。…