作品詳細

アルプス冬物語
682円
木曽駒ヶ岳、宝剣岳がくっきりと眺められた晴天の駒ヶ根市の銀行に、強盗が押し入った。犯人は逃走の途中で人質を取る。偶然通りかかった三十三歳の三奈子だった。翌日には無事解放されるが、三奈子の人生は大きく変わっていくことになる。(表題作「アルプス冬物語」)。ここ数年、近石詩郎は9月になると、毎夜、うなされてきた。今年もうなされる夜がつづき、妻が心配げに起こするのが日課になっていた。なぜ、うなされるのかる。妻には見当がつかないが、近石にはわかっていた。そして、ある日、見知らぬ者からの電話で、事態は急変していく(「赤い崩壊地」)。ほかに、「無名沢」「赤い崩壊地」「下山近道」「地獄への縦走」「奥又白谷」「魔性の尾根」など全7編。山岳ステリーの第一人者による熟練の山岳推理。読み応え十分の短篇集。

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