作品詳細

君はまだ忘却の女神と仲良くしているのか?
1232円
77歳 現役脳神経外科医がつづる「物忘れ」にまつわる痛快エッセイ。「物忘れ」の不安から解放され、悠々自適な人生に!最近、物忘れが多くなった気がする。それ自体も確かに不安だが、少しでも「あれはなんだったかな」と口にすると「忘れたの? 認知症なんじゃない」?と騒ぎ出す周囲の過剰な心配が鬱陶しい――そう感じている高齢者は多いのではないだろうか。脳神経外科医である著者のもとには、毎日、そんな思いを抱えた患者が家族に伴われて受診にやってくる。若年性アルツハイマー症の存在も認知されるようになったことから、高齢でなくても「秘書に認知症を調べてこいと言われた」と訪れる40代もいる。これは一種のハラスメントではないのか!?加齢によって物忘れが多くなるのは事実だが、「老化現象としての物忘れ」と「認知症」は明らかに異なる。それを混同して怯え、悠々自適のはずの老後の日々を無駄にしている人がいかに多いことか。物忘れの不安から解放されることができれば、70歳は70歳なりに、90歳は90歳なりに人生を謳歌できるのだ。自身も77歳と“後期高齢者”に入る著者は、「物忘れをしても大丈夫です。カバーする方法があるのです。現代のテクノロジーがハンディをなくしてくれます」と同世代にエールを送る。そしてスマートフォンを使った独自の対処法「現代版三種の神器」の活用などを推奨。日々の生活には忘れてもさして支障のない物事や、終わったらすぐに忘れていい約束事などがいろいろとあるものだ。それらの記憶は便利な機械に任せれば「脳の場所に余裕のスペースができるので、本当に必要なことに使う記憶力や、思考力、発想力が豊かになる」と提案する。本書では、診察の現場で出合った悲喜こもごもの「物忘れと認知症の勘違い」の例や、街で見かけた物忘れに関するエピソードを紹介。現代版三種の神器を活用するための具体的な操作法、テクノロジーの発展がもたらすであろう未来の生活へのワクワクするような期待などもしたためる。脳のことを熟知した著者がウイットに富む軽快なタッチのエッセイで、物忘れが気になる全世代の人々へ「発想の転換」の効用と「老いる喜び」を伝える。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐目次‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐第一章 物忘れにまつわる人情秘話(悲話)第二章 物忘れのよもやま話第三章 人類のこれから

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