作品詳細

百花
1324円
「あなたは誰?」息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。ふたりにとって忘れることのできない“事件”とは? 現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。大晦日、実家に帰ると母がいなかった。息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。それは母が息子を忘れていく日々の始まりだった。認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。ふたりで生きてきた親子には、どうしても忘れることができない出来事があった。母の記憶が失われていくなかで、泉は思い出す。あのとき「一度、母を失った」ことを。泉は封印されていた過去に、手をのばす。現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。『世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』の著者、待望の最新刊!

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