作品詳細

夫のボケは神様からの贈り物
1430円
認知症を持った人たちと歩く、共生社会への提言。元気で体力のあるうちは「バカヤロー」を日々連発していた夫だったが、衰弱するに従い、「2人だけなんだよね」とか「お母さん、お母さん」と心細い言葉を発するようになった。―――プロローグから大企業の創業者の孫として生まれた著者は、幼い日からジェンダーについての疑問を意識しながら成長した。名門大学時代に恋に落ち、大恋愛の末に結ばれた夫との結婚生活57年は、長女・次女・双子の長男・次男という4人の子どもに恵まれ、家事・育児に追われながら社会活動にも能動的に取り組み、充実感に満ちたものだった。しかし、結婚50年を過ぎ、夫にボケ症状が出たことで、「介護」という日常に向き合う日々が始まった……。それから5年、夫は家族に囲まれながら安らかに旅立った。言いようのない寂しさの中で葛藤の交差する日常を思い返しながら、男として・女として、人がこれから歩むべき道について提言した1冊。ボケた夫に寄り添った5年間を想えば、男として・女として歩むべき道が見えてくる。認知症を持った夫との5年間を通して、1人(1匹)の母性を備えた雌が「いのち」への責任を訴えなければ持続可能な人類に未来はないと、残された道について考えてみた。■目次●I ボケ夫と暮らした5年の日々1 ボケ夫と暮らした5年の日々2 寿命による自然死 a 男と女 夫婦の別れ  b 家族との別れ c 次世代に言い残しておきたいこと d オスとメスが真剣に愛し合わないと種の前途が危うい3 地域に支えら…

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