作品詳細

それでも飯舘村はそこにある 村出身記者が見つめた故郷の5年
1430円
私の故郷は今も「無人」のままです終わりの見えない全村避難理不尽に翻弄される人々のそれぞれの選択を村出身の女性記者が描く【主な内容】ふるさとを取材するとは思わなかった――はじめに第1章 「無人」になったふるさと第2章 同級生たちを訪ねて第3章 放射性物質と向き合う第4章 鍵をかけられたふるさと第5章 村人たちの静かな闘い第6章 村はまたよみがえるなぜ人は前を向くのだろう・「放射性物質よりも、体力や技術、知識が衰え、農業ができなくなることのほうが怖かった」(避難先で農業を再開した花農家)・「被害者であっても、被害者意識だけではもう解決しない」(飯舘村長)・「人生の最後は飯舘だと思っている。故郷っていうのは理屈じゃない」(避難先でコーヒー店を再開した店主)・「みなが村に戻れるようになったとき、桜が役立ってほしい」(村に桜2千本を植えた農家)・「いつまでかかるか、何戸から始められるかは分からないが、また一から飯舘村を作っていく」(農家の15代目)なぜ人は故郷を想うのだろう《取材を続けると、書かねばならないことが増えていった。伝えなければならないことの連続だった。それは、私のよく知っている村の話だからだろうか。縁のない土地だったら、そこまで思えただろうか。自問しても答えは出ない。ただ、福島の現実をもっと知ってもらいたい。飯舘村の人々の思いを知ってほしい。その気持ちに変わりはない。記者である前に、飯館村をふるさとに持つ者の一人として。》(「はじめに」より)

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