作品詳細

獣の目をしたムカつく女
324円
彼女の唇は、小さな獣のような外見とはうらはらに、すこぶる柔らかくて温かかった。胸も同じく柔らかくて弾力があり、その感触には息を呑む思いだった。鋭い爪を隠した猫の柔らかい肉球、そんなことを思った。 瑠美は彼の手を取ると、自分の胸にあてがった。「やりたくない? あたしじゃダメ?」 瑠美の、きついメスの匂いが、つんと鼻孔をついた。 その匂いに非常な抵抗を覚えながらも、登志男の手はひとりでに動いて、瑠美の細い躰から服を剥ぎ取っていった。※この作品の初出は「恋情」(2007年3月廣済堂文庫)です。

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