作品詳細

もののけ解題 妖怪ばなし七変化―――常識では判別できない怪しい存在
438円
常識では判別できない怪しい存在。大まかに・妖怪・変化(ヘンゲ)・幽霊に三分類される。「妖怪」とは、その名のとおり徹頭徹尾アヤシイ存在。河童やのっぺら坊や烏天狗のように、現実には存在し得ない異世界のパーソナリティーである。『もののけ解題』は、現在「妖怪」や「あやかしの存在」として名を持ち、認識されているものを、一旦「もののけ」の段階まで遡り、その存在理由を鑑み、名付けられた背景としての歴史を繙いた論考の連作である。本稿においては「ヘンゲ」と「狸囃子」をとりあげた。武家と禁忌、芸能と社会、迷信の本音と建て前……「迷信」や「妖怪」を合理的に利用した江戸人のセンスについて、思いめぐらせていただければ幸いである。案外、現代人の方が迷信深かったりするのかも・・・?■目次●一之巻 小咄 へんげ獣・エロいきつねと気取りのたぬき・変化するモノ・物語の中の「ヘンゲ」・犬はなぜヘンゲしないのか?・平田篤胤の発見――ヘンゲの呼び名・偉大なる変化・漢語と大和語・「カッコ良く」呼ばれたい・江戸のエスプリ・怪談『ていていこぼし』・音の世界をひもとく・犬の種あかし●二之巻 巷説 狸囃子一、「都市」と「音の怪異」・江戸の狸囃子・殿様が聞いた「狸囃子」・文豪が聞いた「狸囃子」二、「本所」の記憶・町場の末三、御家人と「お囃子」・旗本の不良がたむろする場所・楽屋裏の侍たち・御家人囃子 ばか囃子・狸囃子の正体・活躍した「無用の人」■著者 高山宗東1971年群馬県生まれ。近世史研究家、著述家、ワインコラムニスト…

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