作品詳細

復活祭
968円
〈失われた10年後、あの男たちが帰ってきた! そのとき裏切られた女は……〉80年代後半、土地と株の高騰に沸いた東京。バブルの絶頂期の都会を舞台に、若き「持たざるもの」の青春の暴走と破滅を描いた名作『生誕祭』。ボリュームを感じさせない疾走感と、入り乱れる男女の愛憎、最後まで敵味方のわからないコンゲームは、北方謙三氏からは「バブルという、現実に社会や人を狂わせた時代を、象徴的に描ききっている。時代の狂気を背景にすることによって、ノワールとも呼ぶべき新しいジャンルを主張」と評された。そして10年後、再び主人公の彰洋と彼の敬愛する美千隆が動き出した。バブルが崩壊して10年、彼らが運命を狂わした女たち――麻美と早紀がすべてを失ってから10年の歳月を経て、どん底だった日本の経済は一部の産業の復活の兆しがみえている。インターネットという実態のないものに金が集まる、いわゆる“ITバブル”時代が到来したのだ。IT時代の寵児たちをも連想させる重要人物と、複雑な心情をお互いに抱く男女たち。いずれ土地バブルと同じようにはじける運命の時代の中で、勝ち抜くのはいったい誰か? 馳星周王道の裏切りと哀しみが躍動する、一級のエンタテイメント作品。

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