作品詳細

七彩抄 哀妹
220円
鬼才・楠田文人が描く、どこかおかしくて、ちょっと不思議な世界へようこそ。15分間の現実逃避をお楽しみください。  妹は夕方になると哀しそうな顔をして戻ってくる。そんなに哀しいことがあるのだろうかと思うほど哀しそうだ。 私は妹がどこに勤めているのか知らない。両親も知らない。それどころか両親には妹が見えない。妹は私にしか見えない… 双子だったはずが、一人で生まれてきた兄。家族にも知られないままひっそりと生きている妹の身を案じながら、それでも何もできずにいた。

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