作品詳細

ペインの箱
261円
ナミの群れが空間をくねり始めたとき、ペインはようやく眠りからさめた。もちろん、ナミが糸状にうごめく前から、おきようと思えばおきることもできた。それは、腰のあたりに半透明のヤヤがいつものように漂っていたからだ。とは言え、ヤヤはイソギンチャクのように、ゆらゆらとへばりついていただけのことだから、彼をおこそうとしていたのかどうかはわからない。(本文冒頭より)奇妙キテレツな短編小説集。表題作の他、「ロッシーという名の毛編みの男」「ロッシーという名の駱駝の男」「宇宙心中」を収録。

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